コールセンター業界にて5年間働いてようやく転職することになりました。
5年間の経験をもとにこれからのコールセンターの将来性についてと、これからコールセンターで働く方へ向けたちょっとしたアドバイスを書いています。
コールセンターで現在働いている方、もしくはこれからコールセンターで働こうと思われている方で、コールセンターの将来性について少しでもネガティブな要素を感じている方はぜひ参考にしてみてください。
- コールセンターの将来性について
- 業界的な流れ
- お給料面
- 環境的な要因
- コールセンターの将来性がないと言われる理由
- コールセンターに将来性がないなら準備をすればいい
- コールセンターで働くことの一番のメリットは時間を作れるところ
- 管理者を目指す
- コールセンターで5年働いた感想
将来性が見えないと不安になる気持ちはすごく分かりますので、少しでもお役に立てたら嬉しいです。
コールセンターの将来性について

コールセンターの将来性について率直にお伝えすると明るくはないです。
業界的な流れ、お給料面、環境的な要因、これらの観点からみて判断してます。
業界的な流れ
コールセンターの業界は今後もっと縮小化が加速していくでしょう。
AI(人工知能)の発達、外国人労働者の流入、海外拠点のコールセンターなど、人件費を大幅にカットすることができるようになるからです。コールセンターの時給って他のアルバイトと比較するとけっこう高いですよね?
その割には定着率が悪すぎて、つねに人が辞めては入っての繰り返しをしている状況です。これすごく効率が悪いです。新人研修に割かれる時間、新人教育をする人材の人件費など、無駄が多すぎます。
効率化することによりコスト削減できる要素がいくつもあるので、今後どんどん縮小されるはずです。
お給料面
お給料面に関して、コールセンターに将来性を求めて年収アップを期待している方がいたら、今すぐに諦めた方がいいです。今現状のコールセンターのSV(管理者)の平均年収です。

現状でも日本の平均年収と比較して低い傾向にあります。コールセンター業界が縮小する中で将来お給料が上がることはなかなか現実的ではないと思うので、はっきりお伝えしておきます。
環境的な要因
これは完全に個人的な意見ですが、コロナウイルスの件もあり今後コールセンターはどのような職場環境になるのでしょうか。
「3密」が完璧なまでにされている環境
働いている人ならよくわかると思いますが、どう考えてもコロナウイルス感染者がでるのは時間の問題ですよね。一人でたらそのコールセンターは閉鎖。100歩譲っても将来性は厳しいと思います。
コールセンターは個人情報を扱うので、在宅勤務にすることが難しいとも言われています。
以上がコールセンターの将来性についてでした。理論的に考えても将来性はないと判断できると思いますが、最終的にはご自身の判断だと思うので参考程度にされてください。
コールセンターの将来性がないと言われる理由

前の項目と重複するところもありますが、コールセンターの将来性がないと言われる大きな要因はやはり「AI(人工知能)の登場・発達」です。
コールセンターの業務すべてがAIに代わる可能性は極めて低いと思いますが、半分以上はAIでも対応することが可能です。むしろ、AIの方が間違った案内を減らすことができますし、一定の案内をすることができるのでサービスの質としては格段的に上がります。
コールセンターがマニュアル化されているのはサービスの質を一定に保つためなのはご存知でしたか?読者の方もコールセンターにお電話された際にオペレーターが機械みたいな人間に感じたことないですか?
言い換えると、今コールセンターで働いている人がAIの人間バージョンみたいなイメージなんです。
これからどんどん技術が進歩しAIを導入するコストが下がれば一気に契約満了の理由で解雇される人が多くなるのは目に見えています。PCも昔は超高額だったから持っている人が少なかったですが、今はどうですか?高校生でもMacを持ち歩いている時代ですよ。
AI導入のコストが下がったとき、
コールセンターの人間はほぼ消える。
ちなみに、AIが導入されても生き残れるコールセンターの仕事内容としては、クレーム対応と判断を必要とするものと言われています。コールセンター経験者は多いので上記の分野は激戦になると思いますが、それでもあなたがコールセンターで働きたいのであれば、一応は将来性はあると言えるかもしれませんね。
コールセンターに将来性がないなら準備をすればいい

コールセンターの将来性がないのはある程度理解できたと思いますが、だからといってコールセンターが絶対よくないと言っているわけではありません。コールセンターにもメリットやいいところはもちろんあります。
コールセンターで働くメリット・いいところについてまとめた記事もあるので興味のある方はぜひ読んでみてください。
コールセンターで働くことの一番のメリットは時間を作れるところ
シフト制ですので先々の予定が決まっていればそれに合わせて休むことができますし、急用が入った場合でも仮病などで普通に休めます。また、ほとんど定時で上がることができるので予定を組みやすいです。
本題はここからです
コールセンターは確かに将来性はないですが、時間を作ることができるので今のうちに副業で稼ぐためのスキルを磨いてもいいと思いますし、次の転職にむけて勉強するのもいいと思います。今の時代、お金をかけなくてもYoutubeなどでいくらでも学ぶことができますからね。
これからの時代であれば、
動画編集のスキルとか重宝されます。
他にもネットで検索すれば、どういった分野がこれから伸びてくるかなど情報はいくらでも集めることができます。自分が好きそうな分野を見つけたらあとはスキルをつけるために時間を有効活用してみてください。
普通のサラリーマンとして働いて毎日残業して勉強する時間もないくらいなら、よっぽどコールセンターで働いて時間をうまく活用する方が賢い生き方であると思います!
管理者を目指す
コールセンターの将来性がないのは分かっているけど副業とか転職はしたくない。でもこれからもコールセンターで働いていきたいと思っている方がいるとすれば、管理者(SV)を目指すべきでしょう。
これからコールセンター業界が縮小する上でまず解雇されていくのは、間違いなく管理者以外のオペレーターたちです。管理者でなくともせめてリーダー以上の方でないと生き残ることは無理だと思います。
ボク自身も管理者まで経験していますが、仕事的にはそんなに大変じゃないですし、真面目に働いていれば管理者になれるチャンスはあると思います。ただし、時間の自由は制限されるのでそこは理解しておく必要があります。残業も間違いなく発生してきます。
まずはリーダーを目指してゆくゆくは管理者(SV)になれるように頑張ってください!
管理者を目指すか、もしくはスキルを身につけることがポイントです。
コールセンターで5年働いた感想

最後になりましたが、コールセンターで5年働いた感想をお伝えすると、まあまあ良かったんじゃないかと思います。ただ期間が少し長すぎたかなというのが本音です。これが3年くらいだったらもっと良かったと思っています。
良かった点
・時間を有効的に使うことができたのでサッカーや趣味に没頭することができた。
・旅行もたくさん行くことができた。
・社会的責任が軽かったので心身的に楽だった。
・ある程度自由に生きることができた。
マイナスに感じた点
・あまりスキルが身につかなかったこと。
・やりがいがなかったこと。
・ボーナスがなかったこと。
・同世代と比べると年収が低いこと。
ちなみにボクが転職を決意した理由は2つです。
コールセンターの将来性がないこと。
自分の市場価値が上がらないこと。
人それぞれ人生計画はあると思います。正解がないのが人生だと思うので、今回の記事もすべて鵜呑みにするのではなく、参考になったところだけ今後のご自身の判断の際に活かしてもらえたら嬉しいです。
ボクのブログでは「自分らしく生きる」をテーマに【人生・仕事・バツイチ】などについて記事を書いています。30歳から田舎でのんびりノマド生活を送ることが今の目標です!これからもお役にたてるよう情報を発信していきますので、興味を持っていただけた方はブックマークやまたブログを見にきてくれると嬉しいです。
おすすめ記事もあるので、よかったらぜひこちらもチェックしてみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
それではまたね!
はいさい!ヒカルです。